トップ > 一口馬主ブログ > 2018年募集の出資馬まとめとミュージカルロマンス17の開腹手術について

今年出資した馬とミュージカルロマンス17の開腹手術

虹

2018年募集で出資した各馬について、クラブごとに紹介します。

このサイトでほとんど触れておらず今回とつぜん登場する馬もいますが、言及するタイミングを逃してしまっただけで特に意図はありません。

先日、開腹手術をしたキャロットクラブのミュージカルロマンスの17 について、クラブへの質問に対する回答や、キャンセルしなかった理由などもあわせて書きたいと思います。

キャロットクラブの出資馬

キャロットクラブでは、「ミュージカルロマンスの17」と「ディアデラマドレの17」に出資しました。

ミュージカルロマンスの17 は、母がアメリカのダート1200 とダート1400 の G1を勝っていますが、母父コンコルズテューンは、母以外の重賞勝ち馬を出せていないかもしれないという微妙な血統。

全兄姉が 1頭ずつおり、母似の全兄キラーコンテンツは短距離で 3勝しており、1000万下でも 2着と好走。父似と思われるセリユーズは新馬戦で上がり 33.4秒(3位)をつかうも、3着。次走が期待されるという状態です。

※ セリユーズは今週末 10月6日(土)の東京・芝2000 に出走予定とのことで、楽しみです。

上記のように、結果が出ているとはいえない配合なのですが、本馬はその馬体と歩様から父似と判断。高い柔軟性が感じられる躍動感のある歩様を見て、出資を決めました。

いままで、欲しいけど高額で手が出せないという理由で避けていたディープインパクト産駒に、はじめて出資したということでワクワクしていましたが、問題が起きます。

先週 9月26日(水)に、クラブより開腹手術をした旨が発表されたのです。

【重要】2018年度1歳募集馬「ミュージカルロマンスの17」について (18/9/26)

クラブの説明では、「腸の変位が確認されたため、腸を元の位置に戻す処置を施した」「2〜3ヶ月で本格的な調教に移行できる見込み」とのことでした。

これを受けて、ツイッター界隈ではキャンセルされる方が多数出ました。当然です。僕も当初は、慎重に考えて判断する必要はあるが、とりあえずキャンセルするべきだろうと思っていました。

しかし調べてみると、今回の症状は特に予後が悪いケースではないし、若駒のときに腹を開いてのちに G1馬となったディープ産駒(ショウナンパンドラ)もいるようでした。

そうこうしているうちに、netkeiba.com掲示板に、クラブへの問い合わせや独自調査で調べた結果を載せてくれる方が現れて、病名(症名)などが明らかになりました。

ミュージカルロマンスの2017の掲示板 コメントNo.73

自分でもクラブに問い合わせたところ昨日、回答をいただき、それによると病名は「結腸左背方変位」であるということが確認できました。

掲示板に書かれている方とは「大結腸」と「結腸」とで一字だけ異なりますが、カンタンに調べたところ馬の結腸は何種類もあるようではなかったので、同じものと考えてよいでしょう。

またあわせて、本件を担当された獣医師によると、経験的には再発率はゼロで、開腹手術を必要とする疾患のなかで最も予後が良く、後々に影響を残しにくい疾患であるとのこと、ということも書いてありました。

いち獣医師の経験則を頼りにするわけではないですが、おおむね掲示板にある方の意見と同じでしたし、自分が調べた範囲でも大丈夫そうと判断できました。

クラブに誠意ある回答をもらえましたし、もともと出資する気マンマンで出資しているわけですので、キャンセルしないことにしました。

多くの方がキャンセルされたと思いますし、その判断は正しいと思います。様子見して、本件による影響がなさそうで、かつ順調に成長していることが確認できたときに、再度出資すればいいですからね。

キャンセルすることによるデメリットは、ほぼないはずです。

あるとしたら、様子見中に満口になってしまうことですが、募集停止がいつまで続くかわかりませんし、もともと不人気だったところに今回の件が起きたので、瞬時に埋まってしまうということはなさそうです。

論理的に考えると、キャンセルするのが正しい選択だと思います。

自分の出資理由は「歩様」が大部分を占めており、先輩にも「出資理由が消えたり変化したりするリスクが生じたなら、いったんキャンセルすべき」というアドバイスをもらいました。

至極そのとおりなのですが、なぜか無駄にリスクを取りたくなってしまいました。

もともと競馬や一口馬主には水物的なところもありますし、せっかく縁があったなら出資を継続して、リスクもろもろ楽しんでみようと思います。

…と、長くなってしまったので、以下駆け足で。

ディアデラマドレの17 については、とにかく欲しかったから出資しました。募集前は「サンデーサイレンスの 4×3 が…」などと言っていたのですが、選定時にはもうその基準を撤廃していたので、それが理由にはなりません。

母馬の末脚がすごかったから、エピファネイア産駒を初年度に欲しかったから、などの理由もありますが、そこまで強い理由とは言えないです。

データ分析などしておきながら結論がかなり雑ですが、この馬については欲しかった、というのが出資理由です。自分で書いておいて意味わからないです、すみません。

シルク・ホースクラブの出資馬

シルク・ホースクラブでは、「シャトーブランシュの17」に出資しました。

シルクでは当初、ロザリンドの17 やルージュクールの17 などへの出資を考えていたのですが、中間発表の票を見て断念。その後、ロードカナロア産駒の 2頭、ローマンエンプレスの17 とシャトーブランシュの17 の二択に絞りました。

どちらにするか最後まで悩みましたが、配合面でのアドバンテージを考えて、シャトーブランシュの17 に決定しました。

最終的にほぼ配合と母の戦績だけで決めたもので、馬体や歩様についてはあまり評価していません。正直に言うと、その後キャロットで募集されたカナロア産駒がすべて出来が良く見えて、すごく困りました(汗)。

ただ結果的には、ミュージカルロマンスの17 は歩様で決めて、シャトーブランシュの17 は配合で決めて…と、悪く言えば一貫性がないですが、良く言えばバラエティに富んだポートフォリオになったと言える、かもしれません。

今週、さっそくシャトーブランシュの17 ちゃんを牧場に見に行く予定があるので、楽しみです。

東京サラブレッドクラブの出資馬

東京サラブレッドクラブでは、「ラグジャリーの17」に出資しました。

ラグジャリーの17 は、上にショウナンマイティ・ゴーフォザサミットという重賞勝ち馬がおり、サンデー系とも相性が良さそうということがひとつのポイントでした。

しかしそれより重要だったのが、「すごく良いケツ」と「オエルフェーヴルっぽい目つき」の 2点です。

横から見たときも後ろから見たときも、ボリュームがあってスジがクッキリしており、これだけ立派なトモがあれば活躍するだろう、と惚れ込みました。

母の出産時年齢が 19歳と、データ的なストライクゾーンを大きく外れていますが、なんとかなってほしいです。

ちなみに全兄フッカツノジュモンは馬主がダビスタの薗部さんですが、それよりも産地馬体検査時の写真が衝撃的なので、ぜひ時間があるときに見てみてください。

フッカツノジュモン みんなの投稿写真

松かz…げふんげふん!!

ターファイトクラブの出資馬

ターファイトクラブでは、「キーポケットの17」に出資しました。

2歳戦で初年度産駒が活躍しているジャスタウェイ。今年もその産駒を 1頭欲しかったというのと、馬体や測尺が良かったことで選びました。

募集時にはあまり見栄えしない馬体の仔が多い印象のあるジャスタウェイ産駒ですが、キーポケットの17 はかなりデキが良く見えたのです。

また、血統背景もあるのかもしれませんが、母の戦績と馬体、測尺などを考えると募集総額がかなり安いとも感じられました。

現在、準オープンでがんばっている兄がいますが、彼と同じかそれ以上の活躍をしてほしいと思っています。

この記事の作成日は 2018年10月03日 です。

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