トップ > 一口馬主ブログ > レッドエンヴィー新馬戦6着と地方馬引退
レッドエンヴィー新馬戦の結果
先月、7月29日(日) に東京サラブレッドクラブでの出資馬レッドエンヴィー号がデビューしました。残念ながら、結果は 6着(10頭立て)でした。
そして、もうひとつニュースがありました。レッドエンヴィー新馬戦の翌日、キャロットでの出資馬シアラルーチェ号が大井で走り、14頭立て 14着と惨敗。その後、引退することが決定したのです。
今日は上記 2件について綴りたいと思います。
レッドエンヴィーが東サラ最速デビュー
レッドエンヴィーのデビュー戦は、札幌競馬場でおこなわれた芝1800 のレースでした。口取り式参加の申込みもしっかりおこない、当日はスーツを着て応援に駆け付けました。
本州でも連日酷暑が続いていたときだったので、札幌競馬場も非常に暑く、ふだん室内に引きこもっている僕にはとても厳しいものでした(笑)。
この馬券のほかに、おそらく生まれて初めて「応援馬券」なるものを購入しました。
いつもは単勝と複勝を同時に買うとき、1000円・2000円というように複勝を倍額買っていたのですが、さすがに愛馬の新馬戦ともなれば記録に残さないわけにはいかない!ということで単複同額の応援馬券を買いました。
レースでは、オークス馬ソウルスターリングの半妹シェーングランツと、重賞ウイナーのプロフェットの半弟クラージュゲリエが人気していました。
どちらかというと、パドックの外側をリズムよく歩いていたクラージュゲリエが、とても強そうに見えました。
優勝したときに口取り式に参加するため、ドキドキしながらゴール板前に陣取って声援を送りましたが、あえなく 6着。
レース後、レッドエンヴィーが戻ってくるまでウイナーズサークル近くで待機していましたが、ほかの東サラ会員さんと思しき方が「ルメール次も頼むぞ!」と言っていたのが印象的でした。
クラブのコメントによれば、札幌最終週の芝2000 で、再度ルメール騎乗で続戦をおこなうとのこと。また口取り申込みして、応援してきます!
ちなみに、2016年世代は東サラではまだ他にデビューした馬はおらず、わがレッドエンヴィーが初陣だったようです。
脚を余しているように見えるレース
レッドエンヴィーのレースぶりについては、JRA のサイトなどで動画を見てもらえればわかるのですが、関係者のレース前の発言と同じく、スピードに乗るまでに時間がかかるような印象を受けました。
ゲート自体は悪くないもののスタート後は行き脚が付かず、1角では後方。2角で前目に上げていきますが、残り 800m を切ってからかなり強く手綱をしごくルメール。しかしレッドエンヴィーは前に行けず。
直線に入ってからは、内を突こうとするも壁ができて抜けられず、やや外に持ち出してやっと加速してきたと思った頃には 1着のクラージュゲリエがゴール板を通過していた、という内容でした。
1000m 通過が 67.1秒というドスローで、さらに隊列が詰まった状態からのヨーイドンという展開では、今のところ切れる脚を持っているとは言いがたいレッドエンヴィーには厳しかったのでしょう。
トニービンやハーツクライの血をしっかりと受け継いでいるとすると、直線の長い東京や新潟で、大きなストライドでじっくり加速していくというのが合っているのかもしれません。
札幌は小回りと思われがちですが、意外とカーブは大きく緩やかで、コーナリングが不得手な馬に厳しいわけではないようです。
しかし、それにつけても直線が 266.1m(Aコース)というのは短すぎで、ハーツ系には少し不利なのではないかと感じました。事実、最後は脚を余しているように見えました。
ドスローというのはあったものの、鞍上のルメールが道中、常に手を動かしているような感じだったので、それがありながらもまったくバテていない様子だったのは収穫です。
一部で言われているような悲観的な見方をするほどのレースぶりではなかった、と個人的には考えています。
絶対的なスピードが足りていないかもしれないという懸念もありますが、血統的にも馬体的にも中距離適性はあると思うので、広いコースでおこなわれる 2000m 以上のレースを見てみたいですね。
先述したように、続戦は札幌芝2000 というのは決まっているのですけど(笑)。
シアラルーチェ号引退
レッドエンヴィー出走の翌日30日(月) に、キャロットのシアラルーチェが大井競馬場で走りました。結果は 14着。そしてその 2日後、引退が発表されました。
この仔は以前から、レースのたびにテンションが高くなりきちんとしたレースができない、という旨のコメントがクラブのサイトに書かれていました。
そういった精神面の課題が改善されず、ここまで 6戦して好走がゼロという結果も踏まえて、引退という運びになったようです。
以前も書きましたが、実はシアラルーチェは、昨年のキャロットの第1次募集に優先的に参加するために、いわば売れ残りを買ったというのが出資した経緯でした。
というと言い方が悪いですが、もちろん出資にあたっては馬や配合も確認しましたし、一口馬主としての初めての出資馬ですから、成長を見守って(当たり前ですが)応援もしてきました。
正直、より時間と手間をかけて選んだレッドエンヴィーなどの中央馬と比べると、すこし気持ちが入っていなかったのは認めるところですが、それでも大切な出資馬には変わりありませんでした。
その馬が引退するという現実を突き付けられるのは、胸が苦しいです。一口馬主というのはこういうものなのだなあ、と実感をしているところです。
今回デビューしたレッドエンヴィーが未勝利を勝ち上がれるかわかりませんし、ほかの出資馬も同様です。
シアラルーチェの件と同じような気持ちを味わうのは楽しいものではありませんが、それも一口馬主というものの一部なので、仮にそうなったとしても後悔しないような選択をしていきたいと思います。
デビューする馬の陰で、引退する馬もいる。まだ一口馬主ライフははじまったばかりで今後たくさんの出来事があると思いますが、いろいろと思うところのある 1週間でした。
シアラルーチェ、お疲れ様。
この記事の作成日は 2018年08月05日 です。